見習い大工の内田です。
昨日現場の土台敷きが終わりました。
土台敷きとは基礎コンクリートの上に土台や大引を設置していく作業です。
午後から雨が降ってくるとの事だったので急いで終わらせてきました。
下小屋に戻ってきてからは自分は化粧の仕上げ作業に入りました。
仕上げるときは材料に砂などのごみがついてしまっている時があるので1度雑巾などで拭いてからカンナで仕上げます。
この山を仕上げていくのですがすべて端から端まで仕上げるのではなく、下の写真の番付をよく見てピンクの色がついているところだけ仕上げます。
例えば左上の材料なら「ち」から「を」の先までの⌒で印してあるところが1本の材料なのですが「ち」から「を」までは仕上げ無くてもいいところで「を」から先だけ仕上げていきます。
なのでほとんどの材料が端から端まで仕上げるの事になります。
仕上げの方は鉋の刃がうまく研げていないのかきれいに仕上がらなかったので調整ばかりしていました。
刃を研いでばかりいて裏がなくなってしまったので裏だしもしました。
裏だしをすると特に手や爪の間が黒くなってしまうのですが高校の時に先生から「手が黒いのは大工の証だ」と言われたのをよく思い出します。
結局現場では鉋の調整が出来なかったので家に帰ってからも調整をしていました。
家でやる時はベランダでいつも研いでいます。
最近は暖かくなってきたのでいいのですが少し前までは外でやっていると寒くて大変でした。
家にあるちょっとした材料で試して引いてみたら上手く仕上がったのでこの調子で現場の材料も仕上げていきたいです。