見習い大工の内田です。
今、文京区本郷の現場では左官屋さんが入り内部を仕上げています。
今回は自分たちの仕事ではなく左官工事の紹介をしたいと思います。
まず初めに下地処理をします。
ボードビスの穴や石膏ボードと石膏ボードとの継ぎ目にパテを塗ります。
ボードとボードとの継ぎ目にはかんれいしゃと呼ばれるガーゼのようなものを貼ってパテを塗り付けておきます。
かんれいしゃを入れる事でボードとボードとの継ぎ目の凹凸を和らげてなだらかにしてくれるそうです。
1回下地を塗ってから乾いたら下地2回目に入ります。
2回やることでより表面を平にしていきます。
今回のボードは910×1820ではなく606×1820なのでかんれいしゃとパテの量も多くなり途中材料が足りなくなってしまいました。
下地を終えると仕上げ作業に入ります。
今回の仕上げ材も珪藻土になります。
珪藻土を塗り始めると珪藻土の香りが現場に広がると同時に珪藻土を乾かす為に窓を全てあけるので寒くもあります。
最近は少し暖かくなってきたのでいいのですが真冬だと大変寒くさらにより乾きにくいので扇風機を回したりすることもあるそうです。
今回はウォークインの中も珪藻土仕上げになっています。
珪藻土には調湿高価があり洋服を入れたりした時にウォークイン内がカビにくくなるそうです。
珪藻土は塗り始めは茶色をしているのですが乾くと白っぽい色になっていきます。
右の壁が塗ったばっかの物で左の壁が塗って2日たったものです。
現在3階は全て仕上げが終わっていて階段、2階と仕上げに入っています。
今回はボード2重張り目がどうしてもおさえきれずボードの継ぎ目が凸凹してしまい左官屋さんに迷惑をかけました。
今回は近くで左官工事を見る事が出き大工としては下地になってくるボード張りはより丁寧にやっていかないといけないと思いました。