見習い大工の内田です。

豊島区池袋本町の新築工事の刻みは小屋梁と母屋登り梁まで終わりました。

今回の住宅は2階建てなので材料が3階建てよりも少ないと思っていたのですが建物の高さ的には3階建てと変わらないくらいありさらに登り梁もあるので3階建てと変わらないくらい材料がありました。

これで梁が終わったので次は始めに部を合わせた柱を刻んでいきます。

柱は管柱が90本通し柱が4本その他小屋束があります。

柱は上の写真の機械をつかって刻んでいきます。

定規に合わせてレバーを下ろすだけで縦のホゾが出来ます。

半回転させてもう一度レバーを下ろすとホゾが出来ます。

反対にもホゾは付くので回転させて同じことをやっていきます。

ホゾが取れたら鑿で面を取り柱の加工は終わりになります。

小屋束も同じ様にやっていきます。

今回屋根の高さが結構あって小屋束の高さが3メートル以上ある物もあり柱より長くなっています。

小屋束は上に母屋がのればまっすぐなのですが上が登り梁だとホゾを勾配に加工しないといけません。

柱と小屋束は加工を終えて下小屋にあると邪魔なのですでに会社の方に持ってきています。

そして代わりに通し柱を下小屋に持っていきました。

残る刻みはこの通し柱と床板のベニヤの加工になりました。

今回天然乾燥の材料で刻みやすかったとはいえ節が多く鑿で節を刻んでノミが切れなくなってくるので1度全部のタタキ鑿を研ぎなおしたいです。