家づくりに無垢材を使用することで快適な住まいを実現することができます。
ただ、無垢材と一口に言っても、様々な種類があります。
そこで今回は、住宅の内装材としてよく使われている人気の高い5種類の無垢材をご紹介します。
1.スギ(杉)
日本を代表する木材のひとつとして挙げられるのがスギです。
肌触りが良く、軽くて柔らかいのが特徴です。
スギは柔らかいため傷つきやすいのですが、加工がしやすく、無垢材の中では比較的安価なので様々な場所に使われています。
スギはなんと言ってもその見た目の美しさとなめらかな肌触りで人気の高い内装材です。
住宅ではフローリングの他にも天井の羽目板やドアなどの内装建具としても用いられます。
2 ヒノキ(桧)
ヒノキは、日本で古くから最高級材に位置づけられている無垢材です。
湿気に強いため腐りにくく、殺菌作用もあり、美しい光沢があるのが特徴です。
ヒノキと言えば「杉は目を楽しませる。桧は香りを楽しませる。」と言われているように独特の香りがあります。
このヒノキの芳香はアロマテラピーの世界でも注目されていて、ストレスを軽減する効果もあると言われています。
また、内装材だけでなく、住宅の土台などの構造材に使用されています。
その理由としては・・・
- 耐久性が高い
- 湿気やシロアリに強い
- 油分が多く水に強いため腐りにくい
3.カバ桜(バーチ)
カバ桜は淡いピンク色と白を基調とした色彩の木目が特徴です。
ばらつきの少ない色合いのシンプルな木肌なのですっきりとした印象があります。
カバ桜と名前に桜がつきますが分類では桜ではなく樺になります。
元々は、仕上がりや色調が本物の桜に似ていることから「サクラ」と呼ばれて代用品として使われていましたが、現在では本物の桜よりも人気の高い内装材になっています。
硬くて、強い衝撃に対しても上手に吸収する性質があるためフローリングに最適な無垢材です。
4.ナラ
ナラは硬く、くるいが少ないため世界の最高級家具などに使われています。
はっきりとした美しい木目がつくりだす、落ち着きのある重厚感があり、傷がつきにくい耐久性に優れています。
住宅では、フローリングなどに使われていて、その仕上がりは高級感にあふれています。
また、ナラの表面には虎斑(とらふ)と呼ばれている独特の縞模様があるのが特徴になっています。
5.メープル
メープルという名前の通り、カエデの木から切り出された無垢材です。
非常に硬く、重厚で摩耗性が強いことから、一般の住宅以外にもボウリング場やダンスフロアなどの床材として使用されています。
やさしいクリーミーホワイトの色合いがナチュラルな雰囲気にしてくれるので人気の高いフローリング材です。
また、メープルの中にはバーズアイ(鳥眼杢)と言われる独特の模様があるバーズアイメープルと呼ばれる希少なものもあります。
このバーズアイとは小鳥の目のような独特の小さな斑点が散らばっている木目のことをいいます。
木目の希少性の高さから最高級品として世界的に有名で、英国の高級車の装飾材として採用されるほどです。
最後に
今回は、無垢材で人気の高い5種類をご紹介しました。
みなさんはどの無垢材が気に入りましたか?
それぞれの無垢材を使用した施工事例はこちら↓↓↓
▼杉の梁が表しになっている事例
▼桧の羽目板を使用した事例
▼カバのフローリングを使用した事例
▼ナラの造作家具がある事例
狭小地14坪でも造作家具で空間を有効活用 木造耐火3階建て鳥越の家
▼メープルのフローリングを使用した事例
無垢材を使用した家づくりをお考えの方は是非、参考にしてみてください。