見習い大工の内田です。
池之端新築現場では今左官屋さんが入り珪藻土の仕上げをやっています。
なので自分たちは一度下小屋の方に戻り建具の製作をしました。
建具は出入り口が桧、家具関係は杉で作っています。
まずは墨を付けホゾ取ります。
前回ホゾ取りのキリが12㎜しかなく15㎜がなかったので12㎜で掘り鑿で15㎜まで空けていました。
が今回15㎜のキリを買ったので15㎜で掘り鑿はならす程度で終わりにできます。
今回のホゾは縦枠の幅から-20㎜くらいで作っています。
建枠の縦枠の幅は100㎜ちょっとあるのでホゾの長さを80㎜で作っています。
長いホゾを作るのにホゾ取りが活躍しています。
ホゾ取りは縦方向だけ機械でやり横方向は手でやります。
縦方向だけでも決まった大きさで切れていくのでホゾ穴との調整が少し楽になります。
ホゾが長ければ縦枠と横枠とのヨレを押さえることが出来ます。
しかしホゾが長いと調整がしにくく加工に時間が掛かります。
今回の建具は家具が20本出入り口が14本あります。
1,2階は全て框で作り3階はランバーを使い両木口は単板を貼り作ります。
1、2階には障子があります。
障子は親方が作っていますがすでに何本か出来ています。
今週中には全て作り終え現場に戻り建具を入れたり手摺りを取り付けたりしていきます。