見習い大工の内田です。
墨付け刻み作業は進み2,3階、小屋の墨付けは終わり今は母屋の墨付けに入っています。
刻みは2、3階が終わり小屋を進めています。
今回の梁は米松を使っています。
3本だけ構造検査上、集成材を使わないといけないところがありますが330㎜が2本390㎜が1本あり390㎜になるとものすごく重く墨付けするのにも一苦労です。
今回は簡単に墨付けの手順を説明したいと思います。
墨付けはまず木のクセを見ます。
梁は木の反りが上に向くように使います。
次に尺杖という木に長さを写した物(上の写真の物)を使い3尺ピッチに印をしていきその印をもとに他の墨を書いていきます。
次に図板を見ながら柱の穴やアリやカマの墨を書いていきます。
柱の穴などは墨をする時にカーペンターゲージという物を使います。
これを使えば簡単に木材の芯に幅30㎜の墨が出せます。
他には間柱の墨やボルト位置の墨を出したら終わりになります。
墨が出来たら図板に印をして終わりになります。
図板とは大工が書く図面にメモする為の物です。
前に書きましたが間ズレの位置が結構あります。
上の写真の様に柱の位置とアリの位置や子乙の位置が少しズレたりするところがあります。
紛らわしいので気をつけながらやっています。
母屋が終われば柱の墨付けに入ります。
柱の本数もあるのでどんどんやっていきます。