見習い大工の内田です。

建前が今週の金、土曜日にあり下小屋もきれいになってきました。

先週から今週にかけては建前に向けて残りの仕事を片付けていました。

先週ブログに書いた柱のホゾ取りは終わりました。

柱のホゾ取り自体はホゾ取りの機械で合わせて切っていくだけなので簡単に終わります。

始めに小屋束を使いホゾ取り機のホゾの大きさを決め試しに何か所かホゾを入れてみてホゾの入る硬さをみてホゾの大きさを調整します。

小屋束が終わるとホゾの大きさは変えずに柱もやっていきます。

最後に面を取って、場所によっては梁があたるところがあるのでそこは欠き取って柱は終わりです。

写真の真ん中にあるのがホゾ取り機です。

左にローラーがありますが下小屋の地面がまっすぐではないのでローラーがホゾ取りと水平にならず少し使いずらいです。

それなりに合わせてやっていますがローラーが動くと合わせ直しでなるべく動かさないように気をつけながらやっていました。

建前では1階の柱を立て胴差を落とし2階の柱を立てた後に胴差の前に2階の床にベニヤを引いて行きます。

同じように3階分、小屋分も必要になってきます。

なので先にベニヤを加工する必要があり親方が番付に合わせて加工していました。

刻みも大方終わり親方が始めに書いた図板を見るとチェックだらけです。

ベニヤのチェックも入っているので余計にわかりづらくなっています。

今日はこの後土台引きに行ってきます。

今週は天気が良くないので建前の日は雨が降らないことを祈ります。

ちなみに木っ端はいつもお風呂屋さんに持っていき薪として使ってもらっています。

今回は軽トラック3回分の木ごみが出てきました。

ここがお風呂屋さんの薪を置くところなのですがたまに家の解体で出たであろうホゾ付きの木などが置いてあったりしています。

お風呂屋さんに聞くとやはり手刻みは今時珍しいそうです。

そんな手刻みの現場で作業できるのは恵まれていると思います。