見習い大工の内田です。

先日現場では建前が終わりました。

1日で土台が敷いてある状態から棟を上げ登り梁までかけ終えました。

建前の日はいつもバタバタしていて大変です。

今回はそんな建前について紹介したいと思います。

これは2階の写真なのですが1階が終わり床板を張り柱が立っている状態です。

手前の柱に「る一」と見えにくいですが番付が書いてありますが、この番付がすべて同じ方を向くように柱を立てていきます。

番付は1階は黒で2階は赤で書いてありとても見やすくなっています。

2階の梁がかけ終えました。

柱は立てていく順番はありませんが梁には基本的に順番があり「い一」からかけていきます。

違う所から掛けていくと途中で継手の順が逆になり継手が入らなくなってしまいます。

今回の建前は特に登り梁のところで苦労しました。

なぜなら化粧の母屋と化粧の登り梁がつながりその繫ぎ部分も見えてしまうからです。

少しづつ調整して入れていたため時間が掛かってしまいましたがその分良い見た目になりました。

最後に幣串を棟にうち付けて建前は終わりです。

今回の建前で自分は3軒目になりました。

2軒目の時よりはわかってきたと思いますがまだ焦って視野が狭く無駄な動きが多いと思いました。

次の建前はもう少し落ち着いた状態でやれたらと思います。