見習い大工内田です。

先週から見るとかなり進みそろそろ内部の終わりが見えてきました。

自分は3階の建具を吊ったり残っていた物入れのベニヤ、雑巾ずれ、単板をやっていました。

今回は3階の建具の紹介をしたいと思います。

3階の建具は全てランバーコアに単板を張り付けた建具になっています。

建具を吊っていく手順としては始めに建具の下に戸車を付けます。

今回、大きい出入り口の建具は全て戸車で家具につく建具はシバタ加工になっています。

戸車を入れたら上は少し伸ばしっぱなしで一度立ててみて建具の矩を見ます。

矩が悪いようなら戸車を少し上下させ矩を直します。

小さい家具のシバタの場合は下は加工しないで立てて矩を直してから下のシバタ加工をします。

矩を直したなら上のシバタも加工します。

上のシバタを加工したらもう一度つり込み建具の調子を見ます。

なるべく建具がガタガタにならないように何度も吊り込んでみて少しずつ調整します。

調子が良くなったら今度は手掛けを掘っていきます。

手掛けはルーターで掘っているのですがそのままルーターで掘っていると手掛けが上手く掘れないのでいつも手掛け用の定規を使って掘っています。

掘りたい位置にこの板の穴の位置を合わせてそこにルーターの刃を入れて掘り込むことで全て同じ大きさの穴が掘れます。

ルータで掘ったらヤスリで面を取ります。

手掛けの大きさは出入り口の建具は120㎜家具の建具は90㎜でセットしてあります。

手掛けを掘ったらつり込み建具は終わりです。

建具の吊り込みですが建具が天井いっぱいに来てるので建具を立てると天井を傷付けてしまうかもしれないので気を付けながらやっていてどうしても時間が掛かってしまいました。

天井いっぱいだとトイレの中等の狭い所だと建具を吊りこむだけで大変です。

はじめに書いたようにそろそろ内部工事が終わりになってきます、細かい所が残っていますがやり残しがないように気をつけてやっていきたいと思います。

前回紹介した手摺りが付きましたので写真をのせておきたいと思います。

上の写真が階段の手すりので下の写真が小上りの手摺りになります。

階段手摺りは親方が加工したのですが時間が経ったときに手摺り同士がずれないようにホゾになって差し込んであります。