見習い大工の内田です。

昨日から新築現場の刻み工事が始まりました。

普段の材料は人工乾燥の物を使っているのですが今回は天然乾燥の物を使っています。

人工乾燥の方は色合いが少し黒くなりやすくさらに中で割れていてその割れが表から見えないので穴を掘ってみたら割れてしまっていたなんてこともあります。

天然乾燥の方がコストはかかってしまいますが天然乾燥の物の方が色合いが綺麗で木の割れも少なく割れていたとしてもその割れが表に出てくるのでそこを避けるように使うこともできます。

天然乾燥の材料を使うにあたりコストを抑える為に今回は材料の大きさが揃っていないものを頼み自分たちで加工して大きさを合わせることになりました。

なので今回の新築の工事は材料の削りから始まりました。

柱は3メートルが91本通し柱は4本あり通し柱は6メートルあるのでさすがに削ってきてもらいました。

なので残りの91本を削りました。

手押しカンナで材料の矩とクセを直しプレーナーで大きさを合わせました。

削りの作業で3日間掛かりゴミも大量にでました。

削りが終わると墨付け刻みの作業に入りました。

まずは土台から墨付け刻みをしていきます。

数本刻んでみましたが人工乾燥の物よりも刻みやすく感じました。

今日梁や母屋などの材料が入ってきました。

今回は杉を使います。

下小屋が材料でいっぱいになってしまっているのでうまくどかしながら刻みをやっていきます。