見習い大工の内田です。

文京区本郷の木造耐火3階建て現場では外部の左官工事が仕上げまで終わりました。

なので今回は自分たちの事は置いておき外部工事の仕事について書きたいと思います。

まず軽く左官に関わってくるところのおさらいをしていきましょう。

まず大工仕事としては縦胴縁を打ちその上にラス板を打っていきました。

そしてラス屋さんに変わりこの上にモルタル仕上げ用の防水シートをはりその上にラス網がきます

ちなみに縦胴縁の後ろにも防水シートが貼ってあるので防水層が2重になっています。

ラス網まで行ったら左官屋さんの仕事になります。

今回の外部で使った仕上げ材は上野桜木でも使った「そとん壁」です。

そとん壁はシラス台地から掘削した火山灰を主原料とする左官材で防水性能と透湿性能を兼ね備えたものになります。

まず下塗りをしていきます。

下塗りの時にクラック防止の為特殊な繊維状の網を上から押し付けます出隅に見える白いろの物がそうです。

下塗りを終えるとすぐに上塗り工事に入るのではなく何日かは日にちを開け下地の中まで乾燥してから上塗りに入ります。

上塗りをします。

今回は掻き落としという上げ方なのでこの上塗りしたものをワイヤーで落としていきます。

この掻き落としなのですが上塗りをしたら乾燥の状態をみて掻き落としていくのですが、冬は1面塗った後に少し時間を空けてから落とすのですが夏は塗ったらすぐにやっていかないと乾いていってしまうので1面終わるまで休めないそうです。

そのため昼が取れなくて大変と左官屋さんが言っていました。

外部はもう全て掻き落としも終わっています。

掻き落としにすると表面に凹凸ができ外部に表情ができます。

内部は珪藻土ですが内部も同じ左官屋さんにやってもらうのでまたよろしくお願いします。