見習い大工の内田です。
先週の金、土曜日に学校の実技で「四方転びの脚立」を作りました。
前回作ったものは四方転びの半分が平勾配のものですが今回作るのは全部が四方に転んでいるものを作りました。
四方に転んでいるので前回同様始めは柱のくせ取りから始まります。
くせ取りがきれいにいかないと墨がいくら正確でも綺麗に組みたたないので慎重にやりました。
今回はくせ取りの時の鉋の削りカスを1枚出して採点すると言われました。
仕上げではなくくせ取りなので薄さよりも幅と長さをより見られました。
くせ取りの次は墨付け、加工とやっていくのですが前回の四方転びの応用なので前回よりも早く終わらせることが出来ました。
加工が終わると次は仕上げです。
先に仮組をしてうまく入ったとしても鉋で仕上げるとその分小さくなってしまうので仕上げをしてから組み立てでした。
脚は組み立ての時にあて木がいらないように組み立ててから切るのですが仕上げると墨が消えてしまうので切るところに鋸か鑿で傷をつけておきます。
組んで調整している時に何度かホゾを入れながら調整していたら先生に「何回も入れて調整するのではなく自分を信じて1回でやってみることも大事」と言われました。
何回も入れるとホゾがゆるくなってしまうし時間も掛かってしまうからです。
横の貫はうまく入ってのですが脚と天板のホゾは少しすいてしまいました。
全体的に前回よりも綺麗に仕上がったので良かったです。
今後は先生に言われた言葉を頭に入れて作業していきたいと思います。